フロアコーティングの必要性とメリット
フローリングの元々の素材は「木」です。
加工されているとはいえ木質の材料であることに変わりなく、そのままでは、傷、汚れ、衝撃によるへこみ、水分吸収によるシミやゆがみ、油や薬品などによる変質、日当たりによるヤケ・変色など、様々な劣化は避けられません。
久しぶりに訪問した家の玄関を開けて、「あれ?この家こんなだっけ?なんだか劣化したなあ」と印象の変化を感じた経験がありませんか?
絨毯やカーペットを敷けばフローリングは保護され、上敷きは買い替えもしやすいですが、‘むき出し’の廊下やフローリングの部屋は、毎日歩き、モノを置いたりこすったりして生活していたら、傷や汚れがついて徐々に傷んでいってしまうのは当然です。
傷や汚れから床を守る
そこでフロアコーティングの登場となります。
(ここでの「フロアコーティング」には、耐久性の低いワックス・アクリル系は含みません。)
フロアコーティングは、種類にもよりますが、上記のフローリングの弱点を全て克服してくれる優れモノです。
床の木材そのものが大きくへこんでしまうような衝撃を吸収することはできませんが、フロアコーティングは、強度なコーティングによってフローリングの劣化を防ぎ、新築時の美しさを数年~数十年の長期にわたって維持することができる画期的な手法です。
簡単な掃除で、普通だったら落ちにくい油性マジックなどの汚れもサッと落とすことができますし、ペットの爪の引っかき傷などから床を守ることができます。
フロアコーティングの一般的なメリット
フロアコーティング(ワックス以外)の一般的なメリットは次の通りです。
・耐久性が高い。傷が付きにくい
一度の施工で長い効果。フローリングは3年ほどたつと割れたり反ったりの劣化が始まると言われていますが、フロアコーティングは、シリコンコーティングで10~15年程度、ウレタンコーティングで5~10年程度、ガラスコーティングで15~20年程度、UVコーティングは20年以上の耐用年数があると言われています。
・毎日の掃除が楽、手入れが楽で汚れが簡単に落ちる
普段のお手入れはぞうきんやモップなどで軽く水ぶきするだけでOK。
・住居の物件としての資産価値・査定評価額を高く保てる
高級感があって印象がよくなり、床がきれいに保たれていると評価額が増します。
※「フロアコーティングの種類」「高性能!UVフロアコーティングがおすすめ」のページも合わせてご覧ください。