フロアコーティング会社を選ぶポイント②
次に、フロアコーティング施工会社を選ぶポイントとして強調したいのは、その会社がフロアコーティングの事業を専門に行っていのるかどうか、研究体制、管理体制、顧客対応などがきちんと整い、力を入れているかという点です。
フロアコーティングは、基本的な手順は「塗って乾かす」というものなので、ハウスクリーニングの業者が参入したり、フランチャイズ加盟店を募集して全国展開したりといったことも行われています。
また、業者の中には、実際の作業は経験の浅いアルバイトに任せているとか、電話対応はしているけれどフロアコーティング業者としての事務所やショールームは構えておらず、相談に訪問したいという申し出を断る企業もあるとのことです。
高度な技術を要する剥離作業
それでも実際の施工さえしっかりしてくれたら問題ないとも言えるのですが、住宅建材も各社がしのぎを削って新商品を開発しており、フローリング自体、数百の種類が出回っている中で、フロアコーティングを塗布する前の剥離洗浄作業がうまくいかず自分のところでは手に負えないと放り出したとか、フローリングを傷めてしまって貼り替えが必要になってしまったといった事例もあるようです。
そこまで極端でなくても、剥離洗浄が完全でなかったり、リフォームの場合など床が傷んでいるのをそのままでコーティングしてしまったり、コーティング剤に異物が混入したりするとフロアコーティングの密着度が下がって耐用年数が落ちてしまいます。
あとから後悔しないように、きちんと下地処理を行える技術力を持った専門業者を選びましょう。
総合的な情報収集で本当に良い業者選びを
フロアコーティングの業者をいくつか絞りこんだら、資料請求・サンプル請求をされる方が多いと思います。
実物を手にとって光沢を確かめたり、こすって傷がつかないか、汚れが落ちるかなど確認して業者を選ぶのはとても大切です。
ただ、ここにも落とし穴があり、サンプルだけキレイでも、実際の施工は質が落ちるケースがあるようです。
ここまで来ると、よりよい業者を選ぶというより「悪徳業者に騙されないよう注意」という話になってしまいますが、誠実でサービスの行き届いた実力のあるフロアコーティング施工業者では、床材の実物を送付したり型番を伝えるとコーティングして返送してくれたり、ショールームを訪問すると目の前で施工実験を見せてくれるとのことです。
以上を参考に、様々なポイントを総合的に判断して、優れたフロアコーティングの会社を選んでくださいね。