「そもそもフロアコーティングはした方がいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
フロアコーティングには以下のメリットがあります。
- 新築の床をきれいに保てる
- 傷・摩耗から守る
- 水・湿気から守る
- 掃除・お手入れが簡単になる
- 滑りにくく、ペットや赤ちゃん、お年寄りも安心
- 床の貼り替えや傷の補修などの費用がかからない
- 家の資産価値が上がる
「フローリングに傷がつくのは嫌だ!」「ペットが滑るのを防ぎたい!」という方に、フロアコーティングはとてもおすすめです。
一般的にフローリングの貼り替えは10年~15年と言われていますが、それ以上の耐久性があり、結果的にお得になるケースが多いです。
また、簡単なお掃除だけで美しい床をキープでき、洗剤なども使用できるようになるので、衛生的で安心です。
ワックスも「床を綺麗に」という意図で使用する点では同じですが、耐久性や安全性、お手入れ方法などに、大きな違いがあります。
ワックス | フロアコーティング | |
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塗膜 |
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耐久性 |
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お手入れ方法 |
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安全性 |
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滑りにくさ |
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また、ワックスを塗り直す際、剥離や洗浄がしっかりできてないまま塗り重ねてしまうと、以下の画像のように黒ずんだり、雑菌が溜まってしまったりということが起こります。
自己流のワックスがけをするのは、難しいと感じる方も多いです。
フロアコーティングで代表的なものは、3種類です。
- UVコーティング
- ガラスコーティング
- シリコンコーティング
それぞれ、以下のような特徴があります。
1番厚みがあり、もっとも耐久年数が長いコーティングです。
経年劣化による影響が少なく、塩素系の薬品にも強いので、キッチンなどの水回りにも適しています。
ジェルネイルと同じ技術で、塗料に紫外線を当てて瞬時に硬化させます。
1日で施工が完了するので、入居済みの方にも安心です。
かつては「ピカピカした艶がある」というものでしたが、最近では、艶が少ない落ち着いたイメージのコーティングも開発されているので、光沢感があるもの、ないものを選べます。
確かな保護性と、滑りにくいグリップ性、安全性などを兼ね揃えたコーティングです。
その名の通り、ガラスでフローリングをコーティングします。
UVより薄い塗膜ですが、しっかりとフローリングを保護し、耐久性も20~30年と長いです。
ガラスコーティングは、汚れに強く、耐水性も高いですが、塩素系の薬品は基本的に使えません。
施工の際は、塗料を常温硬化させる為、入居できるまで2~4日程かかります。
グリップ性はUVの方が強いですが、光沢が少なく、「フローリングの見た目をあまり変えたくない」という方に人気です。
シリコン樹脂でコーティングし、滑り止めの効果が強い、比較的新しいコーティングです。
耐水性もあるので、水拭きやアルコールでのお掃除も可能です。
施工の際は、塗料を常温硬化させる為、入居できるまで2~4日程かかります。
費用は、UV・ガラスに比べてお手頃ですが、耐久年数は10~20年とやや短くなります。
UV | ガラス | シリコン | |
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耐久性 | 20~30年 | 20~30年 | 10~20年 |
入居までの日数 | 1日 | 2~4日 | 2~4日 |
グリップ力 | 強い | やや弱い | 強い |
塩素系薬品 | 使用可 | 不可 | 不可 |
光沢感 | 選べる | 少ない | 高光沢 |
塗料 | UV樹脂 | 液体ガラス | シリコン樹脂 |
硬化方法 | 紫外線硬化 | 常温硬化 | 常温硬化 |
硬化時間 | 瞬時に硬化 | 完全乾燥まで1~2日 | 完全乾燥まで1~2日 |